「わ~立派な建物だね~」と見つめるのは、明治時代の洋館。

ここは、四条大宮の交差点から徒歩10分ほどにある「NISSHA株式会社(元日本写真印刷)」本社の敷地内にある国の登録有形文化財の建物です。
昭和4年に印刷業をスタート。高度な技術による美術印刷などで知られますが、今や、産業資材、ディバイス、メディカルテクノロジーなど、さまざまな分野で躍進するグローバル企業です。
この日は、京都の観光や歴史を探訪する「まいまい京都」の見学会が行われ、ミモロは、会社の入口で受付を済ませ、「NISSHA印刷歴史館」のある明治時代の建物へ進みました。「なんか重厚な雰囲気だね~」とやや緊張しながら、2階のレセプションホールへ
まずは、館長の小西さんから「NISSHA本館の歩み」をわかりやすい映像と共にお話をしていただきました。なんと話は、平安時代から…
現在、本社がある場所は、平安京の中心部の第52代嵯峨天皇から第64代円融天皇までが住まわれた「朱雀院」のあったところ。その後荒廃し、その広大な土地に、明治28年になり、西陣の機業家が設立した「京都綿ネル」という紡績会社の工場が建ち並びます。
「あれが、工場?」窓から見えるのこぎり屋根のレンガ造りの建物が、その当時の様子を留めます。まさにここは、明治以降、日本の産業を支えた場所のひとつです。
それを象徴するように建てられたのが、今、ミモロがいる建物で、明治39年に紡績会社の本社事務所だった場所です。イギリスで作られた型押しの鉄製の装飾天井なども。
近年の大規模修理工事で、天井の鉄板の上に保護塗装が行わました。でも「あ!剥げてる部分から元の天井が見える~」と、細かいところに目が行くミモロでした。
明治の面影を留めるのは、階段部分の色鮮やかなステンドグラスや1本のケヤキから作られた階段の手すりなども見逃せません。
そして外観を改めて見ると…。御影石で作られた車寄せとバルコニー。

そして屋根には、バラストレードというルーフバスコニーのような場所が見えます。できた当時は、屋根は瓦葺だったそうで、後に洋風に銅板に。
「屋根の上に上って、お茶したいね~きっと眺め良かったと思うよ」とミモロ。今は、周囲をビルに囲まれていますが、おそらく昔は、「五山の送り火」も見えたかも…。でも、そこは展望台ではありません。
明治の総レンガ造りの建物には、なんと一切鉄骨が入っていない造りだったそうで、耐震補強のために地盤から屋根まですべてに、5年の歳月をかけ構造補強をしたと。
今も敷地内に昔の姿を留める工場も耐震構造でないため、現在は立ち入り禁止です。
「それ以上近づかないでください~」と言われ、慌てて離れるミモロでした。さまざまな人たちが、働き、それぞれの暮らしを支えた工場です。「でもいままでよく大切に守って来たよね~」としみじみ…。
さて、文化・芸術の振興を目的に平成21年に設立した「一般財団法人NISSHA財団」。そこが管理・運営しているのが「NISSHA印刷歴史館」です。
「さぁ、展示品を見に行きましょう~」と館長の小西さんのあとに続くミモロです。
ミモロへのお問い合わせは、mimoro1888@gmail.com へ
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